多摩川上流にある澤乃井をぶらり見学
どんよりとした曇り空の下、奥多摩エリアにある小澤酒造の澤乃井へ見学に行ってきた。
自宅から中央線、青梅線に揺られて1時間半。深い緑の山々に囲まれた沢井駅から徒歩5分ほどの場所に澤乃井は位置している。
ぼくたちは11:00からの見学会への参加をインターネット予約していたものの、駅に着いたのが10:55だったこともあり、申し訳ないことに2分ほど集合に間に合わず。
見学ツアー受付窓口の売店で遅れてきた旨を伝えると、スタッフが快く見学ツアーの始まる蔵まで案内してくれた。
20人ほどの老若男女(これほどの人が11:00からの見学ツアーに申し込んでいたことに驚き!酒蔵見学人気恐るべし!)が既に見学の際の注意事項を受けたばかりで、彼らが部屋から出てきたところでぼくたちは合流した。
【説明を受けた・試飲した部屋】
蔵の内部に入るには入り口前に張られた水に入り、靴底の汚れを落とす。ピチャピチャ。サンダルでの見学はオススメできません。
【蔵の入口と靴底の汚れを落とす足洗い場(手前)】
あいにくの酒造りのシーズンオフとのことで、蔵内部で作業の模様を見ることは叶わなず。
けれども、多くのタンクが並ぶ蔵内部は圧巻で、ガイドの説明は細部にまで至り「澤乃井の酒造りに対するこだわりすげぇ」と思わせるような内容だ(米粒を潰さないために、施設内で80時間もかけて精米する話など)。
ちなみに蔵の中にある8000リットルタンクの酒を毎日1合ずつ飲むなら、なんと120年もかかるのだとか!酒は一日2合まで飲むのが良いらしく、それでも60年はかかってしまう。飲酒できるようになった時点で飲み始めたとしても80歳まで飲まなきゃならないと考えると、とんでもない量が入ったタンクが並んでいることがわかる。
次に蔵の裏にある岩清水へ。洞窟のように横に掘り進めた井戸の奥に、澄み切った岩清水があり、この水を使って酒造りをするとのこと。
酒造りの命の水。その清らかさに見学ツアー一同の顔が緩む。
見学ツアーはここまでで、最後に試飲。
冷えた生酒をごくり。
10月には蔵開きのイベントが開催されるそうで、そのときには有料ながらも多くの酒が飲めるそうで、ご興味があればぜひ。
ツアーは試飲を持って解散し、蔵の外で参加者はそれぞれ記念撮影。
ツアー所要時間40分はあっという間。
【蔵】
【樽3兄弟】
【蔵を外から】
見学をした後、利き酒へ。
澤乃井が販売しているお酒の中で最高額(1升瓶で10,800円)の「大吟醸 梵」が500円で利き酒できるとあれば、飲まずにはいられない。
口当たりまろやかながら、決して軽すぎない絶妙なバランスが感じられる酒だ。
大吟醸 梵以外にも10数種類の利き酒が楽しめるので、カウンター越しにスタッフに相談しながら自分の好みの酒をとことん利き酒するのもヨシ。
ちなみに、利き酒で使った猪口はお土産として持ち帰りできる。ウレシイ。
【「大吟醸 梵」】
澤乃井は多摩川の上流の川岸に位置し、併設する食事処からは多摩川の流れを眺めながら食事が楽しめ、ここでの食事だけを目当てに足を運んでも値打ちがありそう。外国の人がいたり、乳幼児連れの家族がいたりと、様々な人が足を運びやすい場所であり、なによりも駐車場が充実し過ぎなくらいあるので、車でやってくる人には安心(飲酒運転はダメ)。
【澤乃井から対岸にのびる橋】
【多摩川】
釣りやカヤックを楽しむ人がたくさん。
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