清酒、いわゆる日本酒を飲んでいますか？
「日本酒は熱燗に限るから暑い夏にはどうも…」という声はわからなくもないけど、暑い夏に熱燗というのもなかなか粋ですよ。

さて、酒蔵.meでは国内で見学できる酒蔵やワイナリーを紹介するのですが、そもそも国内でアルコール飲料を製造している業者はどのくらいあるかについては管理人として知っておきたいところ。
そこで「酒蔵 数」で検索にかけてみたところ国税庁の統計データを発見し、これが大変充実していることにビックリ（国税庁 酒税行政関係情報（お酒に関する情報））！

さて、国税庁のデータを調べていくと、ここ10年の清酒製造業者数の推移まで知ることが出来ました。
思ったとおりというか、ここ数年での業者数の減少傾向には歯止めが掛かっていません。
平成13年度と23年度の清酒製造業者の数は約400件減少し、過去10年で2割程度が蔵を閉じたことが理解できます。

データ出所：国税庁

ではこれほどまでに清酒製造業者が減少したのはなぜでしょうか。
多くの中小企業同様に「後継者がいない」というのは大きな理由でしょう。
それ以外には「日本酒を飲む人が減った」、「そもそもアルコール飲料を飲む人が減った」というのも浮かびやすい理由です。

では日本酒はここ10年でどのくらい消費量が減ったのかを示すのが下のグラフです。
30万klが減少し、過去10年間で約2/3になってしまったことがわかります。

消費量がここまで減少してしまっては、さすがに経営を継続することは難しく廃業に追いやられる蔵が生まれてしまいます。

データ出所：国税庁

蔵の経営を立て直すにはどうすれば良いかについて深く考えてみたいところですが、まずは酒蔵.meを多くの方が利用して酒蔵見学を通じて日本酒の良さに気づいてもらえることが管理人ができる第一手なのかなと考えています。

まずは国内のアルコール飲料市場について色々と知りたいので、定期的に国税庁のデータを紐解きながら一緒に学んでいけたらと考えています。